出産に挑むための陣痛グッズ
はじめて妊娠しているのが分かってからもう7か月。
初めて経験するつわりや妊娠期の体の変化に、心も体もついていくのでいっぱいいっぱいでしたが、日に日に大きくなるお腹を触っては、いずれ来るであろう出産の日を心待ちにしていました。
赤ちゃんとついに会えるのは嬉しい!
けれど、初めての出産への恐怖もありました。
私は、約一年前、初めての出産を経験しましたが、14時間の陣痛の末の自然分娩でした。
その経験をもとに、持って行って役立った便利グッズを紹介します。
もちろん、出産や陣痛は人によって全く違うように来ますし、病院などによってスタンスも違いますので、これが全ての人に当てはまるということではないのであしからず。
出産バイブル
いきなりですが、これは、「持って行って良かった。」ではなく、「持って行けば良かった」グッズです。
陣痛時の呼吸法が書いてあったり、出産のイメージトレーニングをするような本って、色々ありますよね。本屋の妊婦さん向けのコーナーに置いてあります。ぜひ見に行ってみてください。
それを妊娠している時に読み込んで、いざ陣痛が来たときにそれを病室へ持ち込んで、出産バイブルのように常に離さず、その本をガイドにして陣痛を乗り越えるべきでした。
私はそこらへんをあまり考えておらず、これといった本もなく、たまたま産院でもらったテキストのようなものしか読んでいませんでした。その他の妊婦向けの雑誌などでの情報も、一応読んだものの、頭の片隅に知識として入れておいただけでした。
今思えば、自分が納得して、気に入ったバイブルを持っておけば心強かったなあと思います。自分がいつも読み慣れている本の存在があるっていうだけでも、違います。
パズル
私の場合は実は、破水からが始まりました。
破水をしたので入院したのですが、その後6時間、陣痛が来ませんでした。
その間の6時間がやけに長かったです。
陣痛を来るのを今か今かと待っていたのですが、こんな風に先の見えない待ちぼうけが始まる場合もあります。
赤ちゃんにもうすぐ会えるという興奮は確かにあるのですが、
気がまぎれるようなパズルとか、クロスワード、ゲームなどがあれば良かったです。
本や漫画などは、ふとよそ事を考え始めたりしやすいので、パズルゲームなどのほうが個人的には良い気がします。
髪留め
髪留めは、以外に役に立つ。と妊婦向けの雑誌で読んでいたので持って行きました。
確かに、これが多いに役立ちました。
出産は秋でしたが、本格的な陣痛が始まると秋でも汗をかきました。だくだくです。
こんな小さなものが、と思うかもしれませんが、長い髪をそのままでいると、うっとおしくて自分でも発狂しそうになりました。
何せ痛いし、苦しいし、何もかもが邪魔になってくるものです。
私もゴムでポニーテイルをして陣痛に挑んだのですが、実はあまりの痛みのせいで、悶え苦しんで、最後にはいつの間にか取れてしまいました。
後日、付き添ってくれていた母の話によると、「夜中、髪を振り乱して、悲鳴を上げて、ベッドを掻きむしるさまはホラー映画のようだった」と言っていました。
と、最後はこう無意味になってしまうかもしれませんが、大丈夫です。
いざ、赤ちゃんが生まれれば、病院のスタッフの方が写真を撮ってくれます。
その時に、ぜひ髪留めで髪をまとめて、少しでも小綺麗に映っておきましょう。
旦那
私の旦那もそんな今どきの旦那でしたが、来たのは出産のときだけ。
あのひどい「ホラー映画」のさまだった陣痛のときは実は家で寝ていました。
夜の時点で、まだいつ生まれるか分からないということで、
旦那は家に帰ってしまっていたのです。
初産でどのくらい陣痛が長引くか分からない、と助産婦さんに言われれば
それから12時間かかるのか、24時間なのか72時間なのか
全く分からなかったので、
私も、一緒にいて!とは言いにくく、
結局母だけが病室に残ってくれました。
一晩中陣痛に耐えて、早朝出産ということになりました。
早朝に病院から呼び出されて旦那は結局、
分娩台には無事来て、出産を見届けることはできたのですが。
しかしあのこの世の物とは思えない陣痛のときに
ぜひいて欲しかったものだと思いました。
立ち会い出産を望むのは、とても良い事だと思いますが、
何が苦しいって、その前の陣痛のほうが苦しい。
出産じたいは陣痛の苦しみに比べれば、軽いものでした。
一番苦しいときに、旦那さんには横でいて
色々と手助けして欲しかったと思います。
いてくれれば、気もまぎれたかもしれないし、
何より、夫婦の絆が深まったことは絶対だと思います。
陣痛を乗り越えての出産の感動があるので、
それをやはり旦那さんが見えるのなら、見た方がいいですね。
陣痛グッズの一つとして、旦那さんは必須です。
画像提供:写真ACより
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